先日に続いて
『The Godfather Part2(1975)』を鑑賞。
1910年代と1950年代アメリカの
話が同時進行しており
両時代のスーツ、ジャケット、シャツスタイルを
堪能出来ます。
勿論、映画としても
芝居、映像、色、音が
ずっと心地良く
更に200分の作品ながらも
間延びを感じられません。
まさに名作。
兎に角、70年代の映画ですので
現代のCGに頼ることなく
ほとんどをセットで組み上げたり
エキストラも含めると
大勢な人数の衣装も全て用意してあったりと
製作費用はとてつもなかったことでしょう。
また個人的ですが
古い映画を定期的に観直すことで
当時の自分では気付かなかった
心理描写とヴィンテージウェア知識も
楽しめるのも良きです。
この時代のヴィンテージスーツが
お好きな方には
お勧めな映画の一本。
本日のご紹介も
1940-1950年代ヴィンテージスーツを。
1940-1950's Italian Vintage Suit
size ITA48(US38/W29)
1940-1950年代イタリアンヴィンテージスーツ。
イタリア買付かつ
MODENA NOVIと
イタリアの地名も入る
イタリアンヴィンテージ。
重厚なテキスタイルかつ
少し広いラペルが
この時代の美学。
左前裾に数箇所のスレや
スラックスの両ポケット入口の
補強にもスレあり。
スラックスポケット周りのステッチに
一部ホツレがありましたので
職人さんに縫い直し済み。
少し厚手で重みのあるテキスタイルは
アメリカンヴィンテージスーツでは
30-40年代頃にも用いられており
その男前さは
纏うと感性に伝わってくる素晴らしさ。
更にはダークトーンの背景に
掠れたように入る
ストライプもエロいディテール。
ラペルにはフラワーホールがあり
ラペルピンや花も飾り付け可能。
シングルフロントの3つボタン、
センターベントの
ボックスに近いシルエット。
なかなか見つけることは難しいですが
同時代のコンディションの良い
ホワイトコットンシャツを合わせ
タイも揃えると
無敵の魅力になることでしょう。
※画像のヴィンテージタイは別売り。
スラックスは
2プリーツのワイドかつ
裾に向けて細くなる
テーパードシルエット。
そして
ボタンフロントという旧式仕様。
ベルトループはありませんので
ジャストサイズに合わせて調節するか
サスペンダーで吊るしましょう。
古き良き重厚感という
魅力溢れる逸品。